エフォート考察ってあまりないんですよ。モデル考察は沢山あるけど。
——ひでお
この記事は、ひでお(flow@米原市)とAI(Anthropic社のClaude)が2026年9月27日の朝に交わしたやりとりを、問いと答えの形にまとめたものです。
問いはひでおの言葉のまま、答えはAIの説明を読みやすく整えました。
はじめに:エフォートという設定
Claudeには「エフォート」という設定があります。低・中・高・超高・最大の5段階で、AIが一つの仕事にどれだけ力を注ぐかを決めます。
ひでおが使っているClaude Code(デスクトップアプリ)では、ツールバーから選べます。
ひでおはここ数日、同じような仕事を、モデルとエフォートを変えながら試してきました。
ここ数日はopus5.5超高を試していたのだけど、久しぶりにfable5.1高にしたよ。(9/26)
今日もopus5.5を試します。エフォートは最大を選択しました。(9/27)
その朝に浮かんだ問いを、順に並べます。
問い1 エフォートを上げると、精度が上がる?
ひでお
エフォートを高くすると、AIによる確認回数が増えるのですか?裏付けをとる量が増えるというか。さらっと調べて終わるのではなく、とことん調べ尽くすみたいになるの?
AI
確認は増えます。ただ、精度がそのまま上がるわけではありません。エフォートは「どれだけ深く考えて、どれだけ手を動かすか」の予算のようなものです(ただし厳密な上限ではなく、AIへの『どれだけ頑張るか』の合図です)。
Anthropicの資料では、エフォートは考える深さと使用量を決め、下げると道具(検索する・ファイルを読む・照らし合わせる)を使う回数が減って、まとめて短く終わる、と説明されています。
正確さが費用より大事なときは最大が向いていて、ふだんの会話や決まった流れの作業では、上げてもあまり差が出ません。
ただし、「確認を何回する」と決めるダイヤルではありません。
何をどこまで確かめるかは、指示とその場の判断で決まります。
前日、AIが古い控えのファイルを読んで教材をレビューし、二度手間になったことがありました。
これはエフォートを上げても直らない種類の問題で、効いたのは「実物を読んで」という指示のほうでした。

問い2 低と中は、節約したい人向け?
ひでお
エフォート、中と低はよほど節約したい場合のみ、簡単なチャット向きということかな。
aiを友達のように使っている人とか、よほど消費の激しい作業をしているとか?
映像やゲームを制作していると消費が激しい?
テキストチャットの場合は消費が少なくても十分?
モバイル通信のデータ消費量と比例するのかな?
AI
だいたいその理解で合っています。三つ補足します。
- 簡単な質問、雑談、決まった流れの作業では、上げても答えの質はあまり変わらず、時間と使用量だけが増えます。AIを話し相手として使うなら、低・中で十分なことが多いです。
- 使う量が増えるのは、作品の種類ではなく、AIが読み書きする量です。 ゲームづくりのように大量のコードを書いたり直したりする作業は重くなります。Claudeは映像そのものは作りませんが、画像を何枚も読ませればその分増えます。同じチャットでも、会話が長くなると毎回それまでの全文を読み直すので、だんだん重くなります。
- モバイル通信とは、「使った量が枠を減らす」点が似ています(トークンがギガにあたります)。違うのは、エフォートが「使ってよい量の上限を上げる設定」に近いことです。最大にしても、簡単な質問なら掘るところがないので、大して使いません。
量を決めるのは、仕事の中身とエフォートの掛け算です。
この朝の調べもの(本の事実確認と、家族で通えるスポーツ教室探し)は、AIが作業を2つに分けて別のAI(調べ係)に頼み、1つあたり約40万〜45万トークンを使いました。

問い3 難しそうな作業と、手数の多い作業
作業を終えるたびに、AIに「この作業は、どのエフォートが合っていたか」を一言ふり返ってもらいました(そうすることにした経緯は問い5)。この朝の三つの作業は、こうでした。
- SNS投稿の登録:低で充分でした(清書して登録する、決まった流れ)
- ツール改修作業:高で充分でした(直す場所がはっきりしていて、テストで確かめられる)
- 調べもの:最大が合っていました(公式の実物を読み直す場面が何度もあった)
ひでお
エフォート。 調べ物って意外に往復作業が多いんだね。画像の確認が生じるとそうなるんだね。
ツール改修作業の方が難しそうな印象でした。
AI
「難しさ」と「手数」の違いだと思います。
- ツール改修作業は難しそうに見えますが、道がはっきりしていました。直す場所はコードを読めば分かり、うまくいったかは622件のテストがすぐ答えてくれます。見た目は難しくても、手数は少ない作業です。
- 調べものは、一つずつが簡単でも、先が見えません。
答えがどのページにあるかは、開いてみないと分かりません。
開いても、PDFに文字の層がない、文字化けしている、チラシが画像だけ、ということがよくあります。そのたびに画像にして読み直すので、往復が増えます。見つけた情報が本当か(日付は新しいか、公式か)を確かめるのに、もう一往復かかります。この朝の調べ係2つは、それぞれ道具を125回(27分)と258回(36分)使いました。
最大が効くのは「難しそうな作業」よりも、「あちこち確かめる手数が多い作業」なのかもしれません。

問い4 普段は高、見直しは最大でいい?
AI(問い2の答えから)
最大にしても、簡単な質問なら掘るところがないので、大して使いません。
ひでお
それでしたら、普段は高。brain教材の見直しのような作業は最高を選択。という今の使い方で良さそうですね
AI
はい、合っています。
- 低・中:簡単な質問、雑談、決まった流れの作業
- 高 :通常利用
- 最大:制作物の見直しのような粗探し(実物を読み、あちこち照らし合わせる仕事)
迷ったら高です。低すぎると見落としという形で質が落ちますが、高すぎても時間と使用量が増えるだけだからです。

問い5 前もって「これは低で十分」と教えてもらえる?
ひでお
例えば、その指示だったら低で十分ですよ、とか判断して僕に提案することは可能?
前もって適切なエフォートを判断することは原理的に無理なのかなとも思ったりします。
AI
ある程度はできます。依頼文を読めば、だいたいの見当はつきます。ただ、原理的な限界が三つあります。
- 難しさは、やってみて初めて分かることがある。 この朝も、地域の広報PDFが文字化けしていて、画像にして読み直しました。始める前には見えませんでした。
- 判断した時点で、今のエフォートはもう動いている。 AIは自分のエフォートを変えられないので、案内が効くのは次の依頼からです。
- 外したときの損が違う。 低すぎると見落とし、高すぎると時間と使用量。
そこでAIからは、「明らかに合っていないときだけ、作業の前に一言添える」と提案しました。
ひでお
エフォートの提案ありがとう。逆で試したいです。「この作業は低で充分でした」「この作業は最大で試した方が良いと思います」と、それで感じを掴んでいきたい
なので、レビューしてもらうことにしました。

おわりに
ひでお
依頼文=プロンプトは、AIの進化で伝え方は変化しているけれど、たとえエフォートをMAXにしたとしても指示の重要性は以前と同様で変わっていないと思いました
この記事は、Claude(Opus 5.5・エフォート最大)との対話ログをもとに、AIが問いと答えの形に整えました。図解もAIが作り、ひでおが言葉を直しています。
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